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東京五輪2020 環状4号線

2014年は「構想バブル」である

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1990年前後が昭和のバブル、2007年がミニバブルまたはファンドバブル。それにちなんで昨今の地価上昇を名付けるとするなら、2013年はアベノミクスバブル、2014年が構想バブルではないだろうか。

2013年と2014年で名称が違うのには意味がある。

2013年は急激な円安と株高によって都心の高額物件が売れた。これは値上がりを期待するものでもあるのだが、まっとうな「ポートフォリオの組み替え」と捉えることができる。株で得た利益を不動産に置き換えたわけだ。(ただし、実際に今度は不動産が値上がり始めるとキャピタルゲイン狙いで短期転売を目的とした需要が盛り上がったので、結果として2013年も次に述べる2014年と大して変わらないだろうとの見方は否定できるものではない。)

一方、2014年は東京五輪2020に端を発し「都市機能強化」の号令のもと、雨後の筍のようにリリースされる構想バブルである。はるか昔に計画決定はしているがいつ開通するかわからない「環状4号線白金台~品川」はまだいいとして、品川から首都高に直結させる構想は関係者さえも寝耳に水だったようだ。一昨日の新聞では「蒲蒲線が2020年までに間に合わないことがわかった」とあった。

何も、2020年に間に合わせないと意味がない、というわけではないだろう。がしかし、五輪効果とはまさにこういう「普段はテーブルのうえにも乗らないような大胆なアイデアが勢いで通ってしまう」ところにあるのではないか。その様に考えれば、どうせ間に合わないなら白紙に、となるのが一番怖い。

いま、日本に訪れる外国人客は順調に、いや想定以上に増加している。アジア各国の人口増加と経済成長が日本経済にもたらす貢献度は高まる一方だろう。東京五輪2020を動機とするのではなくて、観光客の利便向上を起点に思考を切り替えてもらいたい。立法、行政、メディアが共有できれば、東京の都市力は勢いを落とさずに増強が期待できるはずだ。

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